いびき外来|新橋から霞ヶ関で睡眠障害の相談なら|眠りと咳のクリニック虎ノ門|虎睡眠外来・呼吸器内科

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いびき外来

いびき外来|新橋から霞ヶ関で睡眠障害の相談なら|眠りと咳のクリニック虎ノ門|虎睡眠外来・呼吸器内科

※当院では睡眠時無呼吸症候群の治療と合わせて、高頻度に合併する生活習慣病の治療も行います。治療目標を共有し、ご一緒に将来の健康寿命を守りましょう。

※当院ではCPAPによる治療の経過が良好な場合には、最長3ヶ月ごとの受診やオンライン診療も可能です。(適応には遠隔モニタリングに対応したデータ通信型のCPAP機器の使用、その他の一定の条件があります。)

※当院ではマウスピースを使っている患者様に対して、定期的な経過フォローをいたしております。

いびきは睡眠時無呼吸症候群の重要なサイン

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群によって引き起こされる悪いことは大きく2つ。

  1. 苦しい呼吸のために眠りが妨げられた結果、翌日の集中力や判断力の低下や眠気や倦怠感を生じる
  2. 頻回に繰り返される酸素不足により身体にダメージを生じる

睡眠時無呼吸症候群と日中のパフォーマンス

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に息が止まったり(無呼吸)止まりかけたり(低呼吸)を繰り返す疾患です。無呼吸・低呼吸は持続時間が10秒以上のものを言いますが、長ければ1分以上息が止まっていることもあります。

無呼吸・低呼吸の頻度によって重症度が決められており、

  • 軽症 :睡眠1時間あたりに無呼吸+低呼吸が5〜10回の場合
  • 中等症:睡眠1時間あたりに無呼吸+低呼吸が15〜30回の場合
  • 重症 :睡眠1時間あたりに無呼吸+低呼吸が30回以上の場合

すなわち、中等症や重症では数分に1回以上の頻度で繰り返し鼻と口を塞がれているような状態となり、呼吸苦のために熟睡することができません。
無呼吸低呼吸により睡眠が妨害されると、日中の集中力や判断力の低下、倦怠感や眠気といった「日中パフォーマンスの低下」を生じます。
睡眠時無呼吸症候群による日中パフォーマンスの低下は、仕事や勉学の効率の低下などの個人的なQOL(生活の質)の低下を生じるのみならず、社会的な問題(生産性の低下や、産業事故、交通事故)の原因となっており、人生を変えてしまう可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病

睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病(肥満・高血圧・糖尿病)を高頻度に合併し、心血管疾患(心筋梗塞・脳梗塞・狭心症)や不整脈、認知症の発症リスクを高めます。とくに心筋梗塞・脳梗塞による後遺障害、認知症は介護の必要を生じるケースの高い疾患であるため、睡眠時無呼吸症候群はリタイヤ後まで含めた健康寿命を脅かす疾患と言えるでしょう。

とりわけ高血圧症は睡眠時無呼吸症候群との関連が強く、高血圧症患者の約30%が睡眠時無呼吸症候群、睡眠時無呼吸症候群患者の約50%は高血圧症と言われています。一方で睡眠時無呼吸症候群を適切に治療することで、高血圧治療薬の減量や血圧の改善が期待されることも知られています。

糖尿病については、睡眠時無呼吸症候群による夜間の頻回な酸素不足が血糖値を下げる役割をするインスリンというホルモンの感受性を下げてしまう(同じ量のインスリンでも十分に血糖値が下がらなくなる)ことが原因と考えられています。

※当院では睡眠時無呼吸症候群の治療と合わせて、高頻度に合併する生活習慣病の治療も行います。治療目標を共有し、ご一緒に将来の健康寿命を守りましょう。

無呼吸・低呼吸を生じる原因

無呼吸・低呼吸を生じる原因

睡眠中の無呼吸は、その原因により閉塞性・中枢性・混合性の3種類に分類されます。睡眠時無呼吸症候群のほとんどは閉塞性です。(心疾患や腎疾患、脳血管疾患を有する場合には、中枢性無呼吸を生じることがあります。)

閉塞性の睡眠時無呼吸は、鼻より下の喉の部位(軟口蓋から喉頭にかけての部位)で呼吸の通り道(上気道)が潰れてしまうことが原因で生じます。
睡眠中は体の筋肉が弛緩するため、舌や下顎が喉の呼吸の通り道に向かって落ち込みます。舌や顎が落ちてきても、喉の呼吸の通り道に十分な隙間があればいびきや無呼吸は生じません。呼吸の通り道に狭い部分があればいびきや低呼吸が、呼吸の通り道が閉塞してしまうと無呼吸を生じます。

呼吸の通り道が閉塞しやすくなる原因は、骨格的に喉が狭い場合、舌根や呼吸の通り道の周囲への脂肪沈着、扁桃腺肥大など解剖学的なものがあるほか、加齢による筋肉の緩みや呼吸の調節能力の低下、ホルモンバランスの影響など、機能的な要因も関連します。

検査

保険診療では、まず自宅で可能な簡易検査(スクリーニング検査)を行います。
簡易検査の結果が陽性であった場合には、1泊入院で行う睡眠の精密検査(終夜ポリソムノグラフ, PSG)を行います。

費用(3割負担の場合) わかること
簡易検査(スクリーニング検査) 約3,000円 睡眠時無呼吸症候群の可能性の有無
終夜ポリソムノグラフ
(診断・治療のための検査)
約20,000円〜約40,000円※
  • 睡眠時無呼吸症候群の有無(診断)
  • 治療の必要性の有無
  • 適した治療方法の選択
簡易検査(スクリーニング検査)

費用
約3,000円

わかること
睡眠時無呼吸症候群の可能性の有無

終夜ポリソムノグラフ
(診断・治療のための検査)

費用
約20,000円〜約40,000円※

わかること

  • 睡眠時無呼吸症候群の有無(診断)
  • 治療の必要性の有無
  • 適した治療方法の選択

※合併疾患の有無や、看護体制・特別個室料金の有無等により変動

 

症状の程度や原因に応じた治療法

治療には対症療法と根治療法があり、睡眠時無呼吸症候群の重症度や原因、無呼吸や低呼吸を生じた際の特徴などに応じて治療を選択します。

対症療法

CPAP (シーパップ, 在宅持続陽圧呼吸療法)

CPAP

睡眠時無呼吸症候群が中等度から重度の場合に適用されます。
睡眠中に鼻に装着したマスクから圧力をかけた空気を送り込み、呼吸の通り道(上気道)が潰れないように風圧で広げて支えておく治療法です。

適した治療の風圧が見つかれば、安全・確実に効果が得られるという利点があり、無呼吸・いびきの改善の他に、眠気などの日中パフォーマンスの改善や血圧を下げる効果も期待できます。

CPAPの治療の場合、機器から得られるデータにより日々の使用状況や治療効果の確認が可能です。その反面、持ち運びが不便な点、使用感に慣れる必要がある点がデメリットとして挙げられます。

当院では遠隔モニタリングに対応したデータ通信型のCPAP機器を採用しており、治療経過が良好な場合は最長3ヶ月毎の受診やオンライン診療も可能です。

マウスピース(下顎前方維持型口腔内装置)

マウスピース(下顎前方維持型口腔内装置)

睡眠時無呼吸症候群が軽度から中等度の場合に適用されます。
睡眠中に呼吸の通り道(上気道)に向かって下顎が落ち込んでこないように、マウスピースによって下顎を前方へ突き出す方向(受け口になる方向)へ固定する治療法です。
マウスピースは歯科宛の紹介状を用意させていただき、歯科医院にて一人ひとりの歯型を取り、オーダーメイドで作成します。

マウスピースはCPAP治療と異なり日々の使用中の効果の確認ができません。つまり、治療効果や治療経過は定期的に検査をしないとわかりません。

マウスピースを作成した当初は十分に治療効果が得られていたマウスピースも、無呼吸症候群を悪化させるような身体の経年変化(体重増加や加齢による筋肉の緩みなど)、もしくはマウスピース自体の劣化により治療効果が十分に得られなくなっている可能性があります。

当院ではマウスピースを使っている患者様に対して、定期的な経過フォローをいたしております。

根本治療

体重増加や肥満が睡眠時無呼吸症候群の発症の原因と考えられる場合には、減量が根本治療になります。とはいえ発症以前の体重に急に戻ることはできないため、対症療法を行いながら減量を進めるケースが一般的です。体重が1割減ると無呼吸低呼吸の頻度が1/4減少するという報告も見られます。
顎や喉が骨格的に狭い場合、もしくは扁桃腺肥大などの軟部組織の問題により、呼吸の通り道(上気道)が狭い場合には、歯科口腔外科や耳鼻咽喉科の医師と相談して外科的治療(手術)が適用されるケースがあります。
当院での診察や検査の結果、外科的治療により睡眠時無呼吸症候群の改善が見込める可能性がある場合には該当する診療科の専門医へご紹介が可能です。(外科的治療を行う際には、睡眠時無呼吸症候群の改善が見込まれるのかどうか、手術に伴うリスクがどの程度あるのか、執刀医と患者様の間で慎重な検討が必要です。)

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