中枢性過眠症(ナルコレプシー・特発性過眠症)|新橋から霞ヶ関の睡眠障害の相談なら|眠りと咳のクリニック虎ノ門|睡眠外来・呼吸器内科

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中枢性過眠症(ナルコレプシー・特発性過眠症)

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過眠・中枢性過眠症とは

過眠・中枢性過眠症

過眠とは「日中に生じる病的に強い眠気」のことを指します。健康な人にも眠気を生じやすい時間帯は1日に2回あり午前3~4時頃と午後15〜16時頃と言われています。過眠症では、それ以外の時間帯においても活動に支障するレベルの過度な眠気を生じます。
ただし「過眠」を生じる原因は中枢性過眠症以外にも複数あり、例えば薬剤の影響や、睡眠負債と呼ばれる慢性的に重積した睡眠不足の状態、他の睡眠障害、内分泌疾患、神経筋疾患、脳血管疾患などが挙げられます。

中枢性過眠症は「質の良い睡眠」をとられていて「睡眠不足がない」にも関わらず、一日に何回も過眠を生じる疾患です。発症年齢は幼少期から、もしくは中高生頃からが典型的ですが、成人後に中枢性過眠症を発症するケースも見られます。

中枢性過眠症はナルコレプシー(情動脱力発作を伴う1型と、伴わない2型)と特発性過眠症の3つに分類されます(睡眠障害国際分類第3版)。それぞれの疾患の特徴的な症状の有無、過眠を生じうる身体疾患、他の睡眠障害などの除外を行うため、初診では30分程度の時間をかけてしっかりとお話を伺い、必要な検査を予約します。

中枢性過眠症の治療の主体は薬物による対症療法です。日中の過眠に対してモダフィニルやペモリン、リタリンといった覚醒を促す薬が処方されます。(処方を受けるためには検査による中枢性過眠症の確定診断が必要です。)並行して睡眠習慣を整えることも、睡眠不足や睡眠・覚醒の体内リズムの崩れに伴う眠気を抑制し、処方薬の効果を保つために大切になります。

中枢性過眠症ではご本人の気合や真剣さとは無関係に大切なシーンでも居眠りをしてしまいます。周囲の理解を得られ難いケースもあり、さらにご本人も病気として認識していないケースもあります。中枢性過眠症は適切な診断・治療により、過眠の改善、ひいては仕事の効率や日常生活の改善が十分に期待される疾患です。

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